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2018.12.01ブログ

長唄 雨の五郎 小道具の必要性

最初の曲は、皆さんの目的によって決めます。

男性の場合、2〜3曲目にやる事の多い曲が「長唄 雨の五郎」‼️

曽我兄弟の弟、五郎の踊りです。

若々しく、男らしい形がたくさんありますので基本を学ぶにはいいですね。

うちの男子も3曲目に挑戦中です。

役者さんです。

立ち回りも学んでいますので、自前で大刀・小刀を持っています。

振りが上がりましたので、大小を付けてみました。

本来はもっと大きな(長い)刀ですが・・

お腹の前に刀がありますので、手の位置が理解しやすくなります。

口で「刀があるんだよ!!そんな所に手は出せないよ!」と注意するより手っ取り早いですね。

ねっ、言った通りの手に位置になるでしょ⁉️

そして、舞台では下駄を履きます。

足袋で踊るのと大違い。

傘だって本当はもっと大きいです。(これは稽古用)

日本舞踊は、曲によっていろいろな小道具が登場します。

観ている方は楽しいですが、小道具を自分の味方にするまでは扱いが大変です。

とにかく仲良くなるしかありません。

そう!上手く使いこなせるまでお稽古します。

1番多い小道具は何と言っても「お扇子」です。

最初は広げる事もできないぐらいですからね。

夏に仰ぐお扇子とは違います。

「舞扇」
武士に取っての刀と同じぐらい大切に扱います。

お稽古中暑いからと言って仰ぐ事はありません。

踊りの中では、傘に見立てたり、お銚子になったり、盃にもなります。

お客様にそれが伝わるように扱います。

たくさんある小道具の事、これから詳しくお話ししますね。

雨の五郎の「出」のスタンバイです!!

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