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皆様が、日本舞踊をやるにあたり気になる事に「お金」「発表会」などがありますよね?
1つ前の「DVD鑑賞会」の記事に、お金がかかる(かける)パターンの会の事に触れました。
ここでは詳しく、麻春会の発表会にまつわるご質問にお答えいたします。
Q:どれぐらいの期間お稽古したら出演できるのでしょうか?
A:今年の8回目の会には、1番経験が浅い方で3ヶ月半の方が2名おりました。 日本舞踊の曲には2分ぐらいの小唄もあります。出演の意志さえあれば、間に合う曲を選びすぐ取り掛かります。その方達は、始めたなら目標があった方が楽しい!と頑張っていました。 麻春会の特徴で、個人曲以外に群舞もあります。今回はフィナーレに2曲私が振付をしましたが、経験が浅いメンバーのパートを作り無理なく出演できるようにしております。期間と言うよりは、意志さえあれば私がちゃんと様子を見ながら選曲して出演して頂きます。
Q:入門したら絶対に出演しなければならないですか?
A:強制ではありません。実際、仕事と重なり出演できない方もおります。ただ、1度出演すればわかって頂けると思うのですが何事も目標があると自分が変わります。会に向けたお稽古中は、私もビックリするぐらいみんな上達します。そして、100回の稽古より1回の本番と言われる通りお客様のお陰で成長できるのです。今まで人前で何かをやった事なくても、舞台に立つ自分にワクワクできると思います。
会主といたしましては、やはり1人でも多くのメンバーで協力して盛り上げて頂けると幸せです。
ただ、嫌々やる事ではないので気が進まなければ1回見送って舞台で輝く仲間の姿を見てみるのもいいかもしれませんね。
Q:どれぐらいお金がかかりますか?
A:1番気になるところですよね。まずは結論からですが、麻春会では稽古場で使っている和室の舞台を使う小さな規模の時は参加費1万円にしております。 年会費と言う形で全員から先に預かる所も多いと思いますが、そうなると出演できなかった方に悪いなと、参加費にしております。その中から会場費や印刷物などの経費をやり繰りしております。 出演人数によっては、かなりギリギリなんですがみんなで協力して作っております。お金をかけない分、スタッフがおりません。着付けも、ヘアーメイクも受付も会場作りも全て自分達でやります。
お金をかければ人の力を借りれる。かけないなら、自分達で動く!どちらかですもんね。
Q:着物を持っていない場合どうなりますか?
A:これも、「お金がかかる」とイメージされている項目ですよね。
第1回目〜4回目までは、「浴衣ざらい」と言う浴衣で踊る会をやりました。と言うより浴衣ざらいしかできなかったのです。
その時は若い役者さんしかおらず、誰も着物を持っておりませんでした。長い間に、私の姉弟子から皆さんで分けて!と着なくなった着物を頂いたり、どんな着物がいいのか(種類や買う場所)がわかってきた方が少しずつですが買い始めています。着物を買う際にはアドバイスしています。高い物は値段通りに良いものです。ただ、いきなりそこに手をつけなくても着物は持てます。
普段のお稽古は浴衣があれば充分です。
会で着物を着たい場合は、サイズがあえば私の着物や帯は無料で貸し出しています。着物が無くても日本舞踊はできますよ。
でも、日本舞踊の魅力の一つに「着物」があると思いますので時間をかけて納得の行くものを手にして着付けまで覚えれば更にパワーアップですよね。焦らず行きましょう。
少しでも、心配事が解決して頂けたら嬉しいです。
今まで年に1回発表会を開催してきましたが、本当に必要な事だと言う気持ちが強くなります。
正直申し上げて、準備期間中は「もう無理!」って思うぐらい大変です。
係を作ってみんなにも協力してもらっていますが、指導はもちろんの事、選曲から構成、音作り、工夫部分の振付、小道具などの手配も全て私がやっております。そんな中、私も会主として出演いたします。でも、自分の事は後回し。
気になる事が多すぎて、寝られない日々を過ごし本番を迎えます。
でも、緊張しながらも今まで頑張ったお稽古の成果をお客様の前で披露しているメンバーを見守っていると毎年感動で泣きそうになります。本当に立派で輝いています。
大人になって、目標に向かい一緒に努力する仲間がいるって悪く無いですよ!
日本舞踊の上達だけではなく、いろいろな事を感じて学べる「発表会」と言う1日。
迷わず挑戦してみて下さいね。
そして、気になることは何でも聞いて下さい!
長文にお付き合い頂きありがとうございました。