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2022.05.16ブログ

日本舞踊の発表会の様子②さぁ、開演します!


日本舞踊にご縁がない方にも是非見て頂きたい麻春会の発表会。
2022年4月17日に第10回目の会を終え、曲紹介も兼ねてご案内したいと思います。





麻春会の特徴としては、
平均年齢が若くて役者が多い!
日本舞踊の発表会には珍しくショーもやる!

「誰でもできる日本舞踊!」「踊っても観ても楽しい日本舞踊!」
をモットーにしています。
少しでも、日本舞踊を身近に感じていただけたら嬉しいです。













日本舞踊の会は幕開きがとても大切です。「露払い」と言う言葉もあります。先に立って道を開く役って感じですかね。





私は、舞台を清める役割だとも思っています。その為ご祝儀曲を踊る事が多いですね。
今回は、会主の私が勤める事にいたしました。

常磐津「老松」 会主 藤間勘奈春
常磐津では(曲の種類としておきます)最も古いご祝儀曲です。
7分ほどです!

御祝儀曲に、そして松を意識して色留袖と帯を選びました。









この時、まだお客様は少ないはず・・って思っています(笑)

ギリギリまでバタバタしておりましたが、私は舞台に出る1秒前にスイッチが入ります(^_-)-☆

この出番が終わると、私は舞台袖に控えます。
麻春会メンバーの舞台が始まるので見届けます。
(今回は全員大丈夫でしたが、万が一振りを忘れた場合袖で振りを伝える事もあります)







長唄「宝船」 青樹緑
御祝儀曲です。
この曲も7分です。宝船に乗った七福神を次々と登場させ、つかの間の廓気分を添えた曲です。
御祝儀曲は、「役になりきる」ことよりもまずは基本を大切に品よく踊る事を重視します。
御祝儀曲に相応しく、黒留袖で登場です。









カッコいいですよね。金屏風に黒留袖が似合います。









長唄 藤娘  堀岡愛





日本舞踊を観た事ない方も一度は耳にしているのではないでしょうか。
娘踊りの代表的な曲です。
大きな藤の枝を担いだ藤の精が、恋する娘の気持ちをしっとりと表現します。

この曲のテーマは、ずばり「可愛い」です。
15分と少し長かったのですが、藤娘は人気のある曲なので次は踊りたい!って子も出てきます。なので2回踊る事はまずありませんのでカットせずに臨みました。














小道具も、藤の枝、手ぬぐい、お扇子と目にも華やかです。
素踊りですが、作品に相応しく藤の柄の着物と帯です。自頭で結ってもらっています。
スタッフさんに感謝ですね!可愛い!









長唄「末広がり」 女大名・いちえ  太郎冠者・寺田結美 





今回唯一の2人立ちの曲です。
8分ぐらいの曲なんですが、踊っても観てもあっという間です。
女大名が(主人)太郎冠者を呼び出して恋の使いにやるという趣向の曲です。

主従関係に見えなければなりません。傘の受け渡しの際に、それが見えたらいいですね。
普段から仲良しの2人。しっかり自主練も積んでいます。









ここで外気を入れる換気休憩をはさみました!

私はこの10分で、髪型を途中まででも最後の古典用に変えてもらいます。

前半はこのように、これぞ日本舞踊!というような曲をまとめてみました。

続く(^^♪


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