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2021.05.22役者と日本舞踊

役者は一生勉強!⑦日本舞踊を始めるキッカケは3つある。貴方はどのタイプ?


「日本舞踊は役者の必須科目!」





私の経験からいつも言い続けていますが、その気付きがどのキッカケで訪れるのか・・
麻春会のホームページやこのブログがキッカケになってくれると嬉しいのですが。

実際に麻春会で日本舞踊をお稽古している役者さんもやはり3パターンに分かれます。

結論から言うと、①~③のどのキッカケでも自分で気付き行動に移せたなら大丈夫なんです。
思い立ったが吉日!ですからね。

今、貴方はどの目線でこのブログをご覧になっていますか?
ご自身に置き換えて、この先の行動そして日本舞踊を始めたらどうなるか・・参考にして是非動き出してください。

全力で、貴方の芸の道を照らしていきます。





着付けを覚える!着物が怖くなくなる!これがどんなに役に立つか・・




①やっておいた方がいいのかな・・(事前準備型)










これが当たり前になってくれたら、日本の時代劇や着物でのお芝居もここまでレベルダウンすることもなかったのでは・・と思ってしまいます。

間違いなく一番お勧めのキッカケです。
まだこの先、どれほど自分を助けてくれる特技になるか想像できない状態だとは思いますが。

一言に「役者」と言っても、目指すジャンルによって「芝居」以外に身に付けなくてはならない事ばかり。
その選択肢の中に日本舞踊を入れてください。もちろん男性も!

過去の「役者と日本舞踊」シリーズを読んでくだされば、和物はやらない予定(は未定)の方や、日本舞踊とは無縁に感じてしまう男性にもなぜ必要なのかわかっていただけると思います。







麻春会にも、この事前準備型の方もたくさんいます。
以前ある芸能事務所に日本舞踊を教えに行っていて(団体稽古ですが)その中から更に稽古したいと私の所に来た子たち。その話を聞いて「私も!」とドンドン役者さんが増えていきました。やはり皆さん、やりたくてもどこに行ったらいいかわからなかったみたいです。
これもよく言っていますが、日本舞踊はお金がかかるイメージがありますし「役者のスキルとして必要」という目的を叶えてくれる所は・・って思ったら悩んじゃいますよね。





この方たちの稽古方法は、まず基本を丁寧にやっていきます。初めはあまり面白いと思えないけどしばらく辛抱してねって感じですね。芝居で言うところの、身体作りから発声練習を時間をかけてやっていきます。
これができていないと、何をやっても結局振り出しに戻ってしまいますからね。

一番お勧めのキッカケではありますが、あえてデメリットを言うと・・
本人の心がけ次第にはなりますが「上達のスピード」が上がらないって事かもしれません。

やはり強い意志と目標は欠かせません。(お稽古してる!に満足してはいけません。DoからCanに変わるまでは長い道のりですぞ)

そこで待っているのが「発表会」です。私は、入門3ヶ月でも出演を勧めています。(実際みんなクリアーしていますよ)
目標を持たせて、お仕事に活かせるスキルが身に付くように曲を決めてお稽古し続けます。

そしてこの方たちの傾向としては・・役者として、と言うより日本舞踊が好きになって役者を辞める事になっても日本舞踊だけは続けたい!と思ってくれています。
(麻春会には別のお仕事についても、結婚しても、子供ができてもお稽古を続けている元役者さんもたくさんいます)














②和物の仕事が決まった!(焦って準備型)










遅い!って言いたいところですが、「日本舞踊をやらないとまずい( ゚Д゚)」と気付いた事を褒めたいと思います!

お勧め度は2位です。
事前に準備しておけばそんなに焦らなくて済んだのに、堂々と余裕を持ってお仕事に臨めたのにとは思いますが。
人間そんなもんですよね。気持ちはわかります!(今、やろうと思ってたのになぁ~ですよね)

でも再度言いますが、良く事前に気付きましたね。
今の自分では追いつかないって事に!よくお勉強して、理想を高く持っていないと気付けない事だと思います。

麻春会にもいますよ!だいたい紹介ですけどね。

お友達が、〇月に和物の舞台が決まって焦っています。って(^_-)-☆
(日本舞踊をやっている人にどうしたらいいか聞くというパターンですね)

その方たちのお稽古方法は・・
まず、お話を聞きます。いつ頃、どんな役で仕事があるのか・・
みんなだいたい3~4ヶ月後ですね( ゚Д゚) ←浴衣も着られない状態だと私も流石に悩みます 

・現代劇だけど着物を着る
・娘の役(歳相応の役)
・芸者など特殊な所作が必要になる役(お引きずり等)
の順に難易度は高くなっていきます。

だけど頼って来てくれた以上なんとかしてあげたいので、プランを練ります。
(それまでの間に、回数来てくれないとお手上げ)

先ほど例えた芝居で言うところの、身体作りや発声練習をやっている時間はありません。
レベルを確認した上で、役に必要な所作が入っている曲をやったり、もっと時間がなければフレーズを抜粋して「そう見える」仕草や、タブーな動きをたたみ込みます。

ただどうしても短時間だと、身体に基本が入っていないので応用が利きません。
でも、何もやらない人に比べれば雲泥の差!





期間がなかったり役の難易度によっては、別稽古のシステムもあります。(別料金です)
お稽古に来ているメンバーでも、急に決まった役で踊り以外に相談ごとがある場合は(お話程度で済むならこれにあらず)依頼してくることもあります。

(取り急ぎ、入門というより本番前に見て欲しい方もまずはご相談下さい)





今は、現場にできる方がおらずダメ出しももらえないまま人前に出てしまう事もしばしば・・
恐ろしい事に、本人も気付かずに「できた!」と思い込んでしまう悪循環も・・
(その方たちには、私の言葉も通じないでしょう)

舞台なら、お稽古中の時間もあります。
「先生~、こんな時どうすればいいですか~」「こんな衣装なんですって!」
そのフォローもできます。

「聞ける人がいて良かった」

私自身現場でいろいろな経験をして参りましたので、聞ける人がいる有難みも知っていますし次に伝えていく!という使命も持っています。





お勧めはしませんが、切羽詰まった状態ですので吸収は早いと思います。
ただ・・ここからが大切。
そのお仕事が終わった後です!





このパターンで麻春会に来た方は、ちゃんと続けているので問題はないのですが。





変な言い方ですが、緊急手術でザックリ縫っただけ( ;∀;)みたいな状態なんです。
今後の事を考えれば、綺麗に直したいですよね。

大抵の方は(事前に気付き、日本舞踊を始めたくらいなんですから)、できなかった事もちゃんと理解して「基本からやりたいです!」になります。

きっと次のお仕事の時は、心に余裕も生まれもっといい表現ができると思います!









③現場で痛い目にあった(後悔型)










こういう方が出ないために声を大にして言い続けているんですが・・
ただ、もちろん私も含めてなんですが最初からなんでもできる人はいないしだんだん気付いていく事なのかもしれません。

今後の為に「痛い目にあった」だけでもいいし、後悔しただけましです!
さっきも言いましたが、痛い目にもあわず(言ってもらえなかった、怒られもしなかった)、できた!と勘違いして後悔しない人より断然いいです!

まずは、お疲れさまでした。
この経験を活かして、リベンジしようね!

はい。麻春会にもおりますよ。
奇しくも私と同じ現場だったんです。
できない事にも気付けず事務所の方にも何もアドバイスもらえず現場に・・
その現場は、座長さんが厳しく指導してくれるし周りもベテランさんが多いので・・

その先、どんな事があったのかは想像してください。私から見ると、ここまで指導してもらえるなんてこの子に取って財産になるよなぁ~って思いました。ただ、全員待たせている状態で何度も何度も注意され、それでも基本的な事ができない環境は精神的にね・・。

なんとかしなければ(いい役だったんです)幕が開かない!という環境で周りの先輩方もそれぞれにアドバイスをしていました。(有難いけど、よけいわからなくならないかなぁ~って見ていました)

私が見ていても、あっ・・っと思うこともありましたが、(まだ弟子ではありませんので)これ以上私が口をはさむ必要もないし。私は現場では基本的には何も言いません。先生の立場ではありませんからね。お互いお仕事をする現場です。

もちろん先輩として舞台のしきたり等を教えたり質問されれば言える事は言いますが・・(結構そんな役割)
私だって、たくさん教えて頂きましたからね。
ちょっと話はずれますが、今は教えてもらい方にも疑問を感じますね。どうやって先輩方に指導をしてもらえばいいのか・・どうすれば失礼にならないのか・・気になる方は入門後にお教えいたします(*‘∀‘)

そしてその子の元気がなくなった時に(そりゃそうだ)少し話しかけました。
普通の話をして最後に、時代劇やるなら日本舞踊と殺陣はやっておかないとね・・って。(男性です)

そして公演中、同じ楽屋に麻春会メンバーがいて話を聞いたらしく千秋楽間際に稽古しに行ってもいいかと。


そして入門。弟子として預かった以上私には責任が発生しますからね。
初めてたくさん話をしました。どうして役者さんになろうと思ったかから・・
そして・・

「基本を覚えたい」





と彼の口から出ました。後悔型ではありますが成長のチャンスです!

その後の彼?

すごい成長ですよ!結果的に日本舞踊が、麻春会が大好きになりメキメキ成長!今はいろんな曲に挑戦させています。彼が出演した発表会を、その痛い目にあった現場に出演していた方が見た時に「あの時これぐらいできたらねぇ~」って言っておりました。

このように、お勧めはしませんが結果的に後悔してから気付いた方は次のお仕事予定がない限り徹底的に基本から始めます。

頑張った先には、必ずリベンジする自分の姿があるでしょう!それが、できなかった時に、お仕事の現場にも関わらずたくさん教えてくれた先輩方への恩返しになります。







 





貴方は今どこにいますか?










①準備中?
②焦ってる?
③後悔してる?

お勧め順はもちろん①→②→③になります。

でもどの時点で初めても、行動さえすれば必ず結果が付いてきます。

気付けない。気付こうとしない。 ←もったいないですよね。

時代劇や着物は日本の大切な物なんですが、現代の西洋化した日常生活では残念ながら「勉強」してそれを「日常の動きとする技術」を身に付けなくてはなりません。

だから確実に「特技」になります。
とりあえず見栄えの為に書いておくか。と、過去にちょっとかじっただけの特技はすぐに化けの皮が剝がれますよ。
結局、現場でドキドキしたり恥をかくのは自分自身。

他にも習得しなければいけないジャンルを抱えている人には酷ですが、着物を着て自然に動くだけでも訓練が必要だって事は覚えておいてくださいね。

私自身もまだまだ勉強したい事が山積みです。
やはりこの言葉が刺さりますね。





「役者は一生勉強!」





共に頑張りましょう!











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